なにから書こう?!?笑
いろいろあって、制作さん側に対する、ん?ていう(忘れたいので書かない)こともあったりした舞台「4月1日」でしたが笑、私自身は舞台の面白さに対する気付きや、自分を振り返る機会にもなり、有意義な経験でした。
その点は、後述しようと思う(と言いつつ、前後半になっちゃった)
寿大くんの役どころ
寿大くんの役は、まじめな(?)公務員35才独身『氷川』。
すごーーい見せ場があるわけではない役だったけど、物語のキーとなる”梅花和令”(ばいかかずのり)の過去の心情を朗読したり、事件当時の梅花の足取りを説明したりする役を仰せつかっていて、何ともにんまりする役どころでした!
活舌がとってもいいから、説明セリフも聞き取りやすいもんねー!ナイスキャスティング!!!
あとはもう特筆すべきは、氷川の情緒がおかしかったこと。
目かっぴらいたり嗚咽しながら笑ったりで、やや怖いぐらいの情緒のふり幅で!!!w
氷川は、酔いが回ると感情が解き放たれてしまうヤツなのか、普段まじめぶってるのは仮の姿なのか、どうなの!?
アフトでは、梅花役ゲストの山本君に「寿大くん狂ってる!」とか言われてたのも笑ったw
寿「マチソワ間も)氷川引きずっちゃって」www
じぇーくんからも「氷川おかしいもんな」って言われてたもんねw
寿大くんいわく「ト書きを大切に演じているので、今回もト書きをなるべく活かす形で役作りをしていったらこんなことになった」とのことでしてwww
氷川がおかしい人なのは、寿大くんのせいじゃないもんね?情緒のアップダウンが激しい、氷川のト書きのせいだもんね???
頭のおかしい氷川の役作り、寿大くん濡れ衣でかわいそうなところもあったw
追記:
10月の寿大くんFC配信にて。
氷川は、紳士ではあるものの、あの時点でそこそこのお酒を飲んでいて、お酒のせいで喜怒哀楽が振り切れてしまっている的な話がありました!怖かったの、あながち間違いじゃなかった笑
「氷川素敵」と言ってる方もいたということで、、、こわい!情緒おかしい!とか連発してごめんなさいね!?!
無言でお酒飲んでるシーンのお芝居が毎回違うのも、見ていて楽しかったな。
(今日はイラついてるな)とか(すごい沈んでる…お酒飲みたい日かな)とか思いながら見ていて。…まあ、その後の情緒おかしい氷川があまりにすごくて、すべて忘れてしまうんですけどねw
わりと苦い顔してお酒飲んでたから、お酒はあんま得意じゃない人だったのかな。無理して飲んでたのかもしれない。
でも、無理して飲んでる人は、芋焼酎のソーダ割たのまないかもだよwwwあと「芋」とか「麦」とかで頼むのも、酒飲みの頼み方です!w
氷川が神田におかわりを頼むシーンのアドリブで、ちらっと「芋のソーダ割」と聞こえただけなので、本当に頼んでたのかは定かではありませんが。本当にそうだったら、中の人出ていて楽しいな~という私の想像でした!
舞台自体は、面白いか面白くないかと問われたら、、、”まぁまぁ!”だったの。
お友達からネタバレ無しの感想を先に聞いていて、初回の観劇はまんま私も同じ感想をもちました。まぁまぁ、だなーと。
それがね、公演終盤になるにつれて、お芝居があちこちへ転がりだして、どんどん面白くなっていったんですよ!!!!!
毎回笑いどころも違ったし、なんならちょっと泣ける回まであった。
現地で舞台上のテンションを肌で感じ、客席で一緒に笑って、ハプニングが起こった時は舞台上と客席一緒にざわざわしたりもして。
いや~これぞ舞台は生もの!!!をすごく実感した現場でした。
その体感も含めて、丸ごと面白い体験だったなという感想です。
とはいえ、内容にも触れていきたい。
観た人みんな、きっと気になる事たくさんありましたよね…?そんなことない???
脚本
そう、これ!
まぁまぁ!の理由、まずなんといっても脚本じゃない?
話が面白い面白くない以前に、単純に情報量が多くて頭を使う!整理がおっつかない!
- 流れている時間が2つ半ある(現在、令和元年5/1、勘違いの平成最後の年4/1)
- 登場人物5人のそれぞれの過去と今現在+梅花の過去と今現在
- たくさん出てくる手(梅花の痴漢をしたとされる手、謎の手、灰原の手、新谷の手+ミサンガ、てんしょうらんの手、マラドーナの神の手)
- 新宿の建物名や地名(アルタ前、歌舞伎町、ドバシカメラ、吉野家)
- ペガサスという固有名詞(梅花の異名:ペガサスのような脚力(だっけ?)、エナジードリンクペガサス、エナジードリンクペガサスの宣伝をする梅花)
- ペガサスと馬と翼と突如わいたユニコーン
- 色ネタ(シャンディガフ、黄色いと緑の風船、青のサングラス、ピンクのトイレ用具、黒の梅花の服)
- サッカーネタ(突然のペレ、ブラジル代表(セレソン)、アルゼンチン代表のディエゴマラドーナ、神の手ゴール、アフロなのにカズな梅花、アジア杯レベルで戦犯扱い)
意味がありそうで無い、ストーリの根本に関係してこない情報も多くて、どの情報が大事かわからないまま終盤までいくから…全部のワードを追うはめになって、情報の取捨選択ができないんだよね。
あとね、名詞がめちゃくちゃ出てくるわりに形容詞や説明が少なくて、脳内でどんなものなのかを想像するのに時間がかかってしまい、私の頭ではついていけなかった。
例えば、セリフにあった「ピンクのトイレ用具一式」
「ピンクのバケツにピンクのゴム手袋、ピンクのトイレブラシ、とにかくピンクまみれのトイレ掃除用具一式」
というセリフにしてくれたら、私は脳内でサイズはこのぐらいだからじゃあ右手に下げてたのかなとかその時の状況まで想像できるのね。でもトイレ用具一式と言われても、一式?内容は何?どんな大きさ?どういう状況?になって…一回考える時間が発生しちゃうんだよー。
そうなると、後のセリフが頭に入ってこない。
途中でついていけなくなり、氷川の説明を聞きながら、(顔が良い、スタイルも良い、活舌も良い)と逃避タイムが発生しちゃうわけ!!!
新谷のセリフの「梅花の前には、ジョッキと冷酒」も気になったな~~~!
そもそも冷酒か熱燗なのか分かる?というのもあったんだけど、それは置いといて。比較するならジョッキととっくり(とおちょこ)orビールと冷酒でよくない!?なんで混ぜたんだろう???
脳内こんがらがりまくりまくり。
名詞に引っかかるタイムが頻発して、ストーリーを把握するのに観劇3回ぐらい使ってしまって…本当にもったいなかった。
これは物書きへの戒めでもありますね。はい。
私のお手紙は、ただの趣味ですけども。
このセットは”スポーツバー”!と思いこまないといけないのも、混乱した原因の1つかもしれない。バー要素もスポーツ要素も1つもなくて、どうみてもカフェに見えてしまうセットだったのです。
- 棚に酒瓶がない
- グラスが麦茶飲みそうなコップ、飲み物は入ってるけど氷は入ってない
- 壁にあるのが、スポーツ選手やお酒のポスターではなく絵画
- 各所に置かれる観葉植物
- カフェっぽい小物(うさぎの置物、パンのイラストの額縁、水鉄砲?掃除機?、パスタ、ドライフラワーetc)
セットの予算が…とか、時間ないから既存の物借りてきたとか、きっと理由があるんだろうとは思うんですけど、それにしてもバーの解像度???にはなっちゃった。
これ、舞台「TATSUYA」の時のレンタル屋店内セットでも私に起きた現象で笑。自分になじみある場所だと、どうしても違和感がわいてしまい、違和感を押し殺して話と芝居に集中するのが結構大変だったりするんだなーという発見でした。
長くなったので、<後半>へ続…きたい!
~つづく~