<前半>舞台「4月1日」を観ての感想/2024年10月

なにから書こう?!?笑

いろいろあって、制作さん側に対する、ん?ていう(忘れたいので書かない)こともあったりした舞台「4月1日」でしたが笑、私自身は舞台の面白さに対する気付きや、自分を振り返る機会にもなり、有意義な経験でした。

その点は、後述しようと思う(と言いつつ、前後半になっちゃった)

 

寿大くんの役どころ

寿大くんの役は、まじめな(?)公務員35才独身『氷川』。

すごーーい見せ場があるわけではない役だったけど、物語のキーとなる”梅花和令”(ばいかかずのり)の過去の心情を朗読したり、事件当時の梅花の足取りを説明したりする役を仰せつかっていて、何ともにんまりする役どころでした!

活舌がとってもいいから、説明セリフも聞き取りやすいもんねー!ナイスキャスティング!!!

あとはもう特筆すべきは、氷川の情緒がおかしかったこと。

目かっぴらいたり嗚咽しながら笑ったりで、やや怖いぐらいの情緒のふり幅で!!!w

氷川は、酔いが回ると感情が解き放たれてしまうヤツなのか、普段まじめぶってるのは仮の姿なのか、どうなの!?

アフトでは、梅花役ゲストの山本君に「寿大くん狂ってる!」とか言われてたのも笑ったw

寿「マチソワ間も)氷川引きずっちゃって」www

じぇーくんからも「氷川おかしいもんな」って言われてたもんねw

寿大くんいわく「ト書きを大切に演じているので、今回もト書きをなるべく活かす形で役作りをしていったらこんなことになった」とのことでしてwww

氷川がおかしい人なのは、寿大くんのせいじゃないもんね?情緒のアップダウンが激しい、氷川のト書きのせいだもんね???

頭のおかしい氷川の役作り、寿大くん濡れ衣でかわいそうなところもあったw

 

追記:

10月の寿大くんFC配信にて。

氷川は、紳士ではあるものの、あの時点でそこそこのお酒を飲んでいて、お酒のせいで喜怒哀楽が振り切れてしまっている的な話がありました!怖かったの、あながち間違いじゃなかった笑

「氷川素敵」と言ってる方もいたということで、、、こわい!情緒おかしい!とか連発してごめんなさいね!?!

 

無言でお酒飲んでるシーンのお芝居が毎回違うのも、見ていて楽しかったな。

(今日はイラついてるな)とか(すごい沈んでる…お酒飲みたい日かな)とか思いながら見ていて。…まあ、その後の情緒おかしい氷川があまりにすごくて、すべて忘れてしまうんですけどねw

わりと苦い顔してお酒飲んでたから、お酒はあんま得意じゃない人だったのかな。無理して飲んでたのかもしれない。

でも、無理して飲んでる人は、芋焼酎ソーダ割たのまないかもだよwwwあと「芋」とか「麦」とかで頼むのも、酒飲みの頼み方です!w

氷川が神田におかわりを頼むシーンのアドリブで、ちらっと「芋のソーダ割」と聞こえただけなので、本当に頼んでたのかは定かではありませんが。本当にそうだったら、中の人出ていて楽しいな~という私の想像でした!

 

舞台自体は、面白いか面白くないかと問われたら、、、”まぁまぁ!”だったの。

お友達からネタバレ無しの感想を先に聞いていて、初回の観劇はまんま私も同じ感想をもちました。まぁまぁ、だなーと。

それがね、公演終盤になるにつれて、お芝居があちこちへ転がりだして、どんどん面白くなっていったんですよ!!!!!

毎回笑いどころも違ったし、なんならちょっと泣ける回まであった。

現地で舞台上のテンションを肌で感じ、客席で一緒に笑って、ハプニングが起こった時は舞台上と客席一緒にざわざわしたりもして。

いや~これぞ舞台は生もの!!!をすごく実感した現場でした。

その体感も含めて、丸ごと面白い体験だったなという感想です。

 

とはいえ、内容にも触れていきたい。

観た人みんな、きっと気になる事たくさんありましたよね…?そんなことない???

脚本

そう、これ!

まぁまぁ!の理由、まずなんといっても脚本じゃない?

話が面白い面白くない以前に、単純に情報量が多くて頭を使う!整理がおっつかない!

  1. 流れている時間が2つ半ある(現在、令和元年5/1、勘違いの平成最後の年4/1)
  2. 登場人物5人のそれぞれの過去と今現在+梅花の過去と今現在
  3. たくさん出てくる手(梅花の痴漢をしたとされる手、謎の手、灰原の手、新谷の手+ミサンガ、てんしょうらんの手、マラドーナの神の手)
  4. 新宿の建物名や地名(アルタ前、歌舞伎町、ドバシカメラ、吉野家
  5. ペガサスという固有名詞(梅花の異名:ペガサスのような脚力(だっけ?)、エナジードリンクペガサス、エナジードリンクペガサスの宣伝をする梅花)
  6. ペガサスと馬と翼と突如わいたユニコーン
  7. 色ネタ(シャンディガフ、黄色いと緑の風船、青のサングラス、ピンクのトイレ用具、黒の梅花の服)
  8. サッカーネタ(突然のペレ、ブラジル代表(セレソン)、アルゼンチン代表のディエゴマラドーナ、神の手ゴール、アフロなのにカズな梅花、アジア杯レベルで戦犯扱い)

 

意味がありそうで無い、ストーリの根本に関係してこない情報も多くて、どの情報が大事かわからないまま終盤までいくから…全部のワードを追うはめになって、情報の取捨選択ができないんだよね。

あとね、名詞がめちゃくちゃ出てくるわりに形容詞や説明が少なくて、脳内でどんなものなのかを想像するのに時間がかかってしまい、私の頭ではついていけなかった。

例えば、セリフにあった「ピンクのトイレ用具一式」

「ピンクのバケツにピンクのゴム手袋、ピンクのトイレブラシ、とにかくピンクまみれのトイレ掃除用具一式」

というセリフにしてくれたら、私は脳内でサイズはこのぐらいだからじゃあ右手に下げてたのかなとかその時の状況まで想像できるのね。でもトイレ用具一式と言われても、一式?内容は何?どんな大きさ?どういう状況?になって…一回考える時間が発生しちゃうんだよー。

そうなると、後のセリフが頭に入ってこない。

途中でついていけなくなり、氷川の説明を聞きながら、(顔が良い、スタイルも良い、活舌も良い)と逃避タイムが発生しちゃうわけ!!!

 

新谷のセリフの「梅花の前には、ジョッキと冷酒」も気になったな~~~!

そもそも冷酒か熱燗なのか分かる?というのもあったんだけど、それは置いといて。比較するならジョッキととっくり(とおちょこ)orビールと冷酒でよくない!?なんで混ぜたんだろう???

脳内こんがらがりまくりまくり。

名詞に引っかかるタイムが頻発して、ストーリーを把握するのに観劇3回ぐらい使ってしまって…本当にもったいなかった。

 

 

これは物書きへの戒めでもありますね。はい。

私のお手紙は、ただの趣味ですけども。

 

 

このセットは”スポーツバー”!と思いこまないといけないのも、混乱した原因の1つかもしれない。バー要素もスポーツ要素も1つもなくて、どうみてもカフェに見えてしまうセットだったのです。

  • 棚に酒瓶がない
  • グラスが麦茶飲みそうなコップ、飲み物は入ってるけど氷は入ってない
  • 壁にあるのが、スポーツ選手やお酒のポスターではなく絵画
  • 各所に置かれる観葉植物
  • カフェっぽい小物(うさぎの置物、パンのイラストの額縁、水鉄砲?掃除機?、パスタ、ドライフラワーetc)

セットの予算が…とか、時間ないから既存の物借りてきたとか、きっと理由があるんだろうとは思うんですけど、それにしてもバーの解像度???にはなっちゃった。

これ、舞台「TATSUYA」の時のレンタル屋店内セットでも私に起きた現象で笑。自分になじみある場所だと、どうしても違和感がわいてしまい、違和感を押し殺して話と芝居に集中するのが結構大変だったりするんだなーという発見でした。

 

 

長くなったので、<後半>へ続…きたい!

~つづく~

 

日記:6/3 西エチュード衣装、じゅレノのスタイルの良さ

まほステが始まった!!!生きる。

今回、トレカの南が通常衣装だったから、てっきりサポート衣装ないのかと思っていて、、、レノックスの仮面エチュード衣装が見えた瞬間、飛び上がって喜んだー!!!

え、なんで誰もサポートにも新規衣装あるって教えてくれないの?

なんで教えないなんて意地悪するの???

そんなサプライズいらないよお………泣く( ;∀;)

衣装確定で、喜び踊りながら1ヶ月待ちたかったよ。せっかくの新規衣装なのに!!!

 

初見で、仮面エチュード衣装の寿大くんを見た私。

「はぁ?!???衣装ある!!!!!!まってまってこの衣装には期待してなかったのに、寿大くんのスタイルの良さで、バカカッコいい仕上がりになってる!!!ロングジャケットのフィット感が超絶足の長さを強調してくる!!!ナニコレナニコレ」

スタイルの良さと足の長さが際立って、レノックスと寿大くんのかっこよさに挟まれてしんだ。し!!!!!!!!!!!!!

ありがとう世界!!!!!!!!!!!!!!!!!1

日記:5/27 体力作り

会社が5月年度末なので、ちょうどまほステが始まる6/1に私も新年度を迎えることに。仕事と面談資料追い込みな、5月末。

とりあえず部署が存続しそうな気配で、秋冬のエチュード2は今まで通りいけそうかも。一安心。

 

今まほステに向けて、というか、ほぼ毎週現場+遠征の6月に向けて、足腰をきたえるために、フィットネスバイクを1日1時間ぐらいこいでる。

単調な運動が苦手な私でも、ソシャゲやりながらとか音楽聞きながらとかだとすぐ時間経つし、なかなかいいかも。

まほステエチュード、マイ初日まであと10日ぐらいー!楽しみ!!!

日記 5/19「プロパガンダゲーム」DVD!

このブログ、月一ぐらいで更新したいなーと思っていたのに、まっっったく書けてないので、まず文章書くために日記でも書こうの回。

 

舞台「プロパガンダゲーム」のブルーレイが届いた!!!

待望の!円盤化!!!

これで、誰にでも見てもらえる…!

寿大くんが出ている舞台、年1ぐらいで最高のヒットをとばす(私の中で)んですけど、この年の最大のヒット作品は、間違いなくこのプロパガンダゲーム」だった!!!!!!

 

振り返れば、舞台の幕が上がったのは、2022年8月。まだコロナ禍の時分。

稽古中も舞台期間中でも目に飛び込んでくるのは、コロナ罹患による「公演中止」のお知らせ。

自分が劇場に行けるその日、いやもっと言うと劇場の椅子に座り開演するときまで、私はこの舞台を無事に見れるのかと毎日毎日、本当にひやひやしていた記憶がよみがえってきた。

原作を読んで、寿大くん演じる国友も好きになって、完璧に予習を終えた状態でじりじりとマイ初日を待っていたから余計にね。

 

そんな状況の中、全26公演、約2週間強にわたる公演を、1つも中止することなくやり遂げたんだから、あのパワーは本当にすごかったし、また運までも引き寄せた公演だったなと思う。

なんかわからないけど、スタッフさん、キャスト、客席の一体感まであって。何としても全公演完走させたい!この素晴らしい公演を、より多くの人にみてもらいたい!そんな気持ちが、折り重なっていく熱量を感じたんだよね。舞台からも、客席からも。

しかも、演出脚本がわかりやすくて、最終局面へ進むにつれて物語に引き込まれていくし、演者の熱のぶつかり合いも、高まっていく没入感もたまらなかった。

私はもともとあまり観劇に長けていなく、舞台の本数もさほど見ていないので、他との比較はできないんだけど、それでも原作・作り手・演者それぞれの情熱がびしばし伝わってくる舞台というのは、もうね、詳しくない人間でも感じられるほどで。

長台詞満載、120分舞台出っぱなし、至近距離で感じられるお芝居、すばらしい脚演と舞台からの熱。これぞ小劇場で味わいたい舞台!!!って感じがした。

 

レジスタンスサイドと、ガバメントサイド、2パターンのお話があったのもとてもよくできていた。2時間で両サイドの話を詰め込まれていたら、きっと話についていくのが大変で脳みそがパンクしてたと思うから。

2つに分けてもらったことで、脳みそのリソースを1サイドのストーリーに全振り出来たおかげで話に集中でき、満足度の高い観劇体験になったんじゃないかな。

 

寿大くんの国友という役が、またいい役どころなのよ。

舞台で原作を最後までやってもらえれば、なんだけどね。

これ、最初の脚本は選考のプロパガンダゲームが終わるところまで、になっていたらしくて。そのあとの、国友が一番活躍するシーンが入ってなかったみたいなんだよね。

それを寿大くんが最後のシーンがあってこその…!という熱弁でねじこんでくれたという裏話を、脚本家の春陽さんがしてくれて…私は!私は!舞台に熱い熱い推し最高では!??!?!ってなりましたよ!!!そりゃもうあのシーンがあるかないかで、物語の感じ方も変わってくるし、国友の存在意義と電王堂の立ち位置も変わるからね!!!無いよりあった方が、絶対的に面白いと思うもん。

原作途中まで椎名派だった私が、ラストで「国友おまえ…!!!」になりあっさり鞍替えしたほどの、衝撃的な大好きラストシーンでした。

 

ほーんと面白かった、プロパガンダゲーム。

続編「ウィザードグラス」の舞台化…は、内容的に難しいかもしれないけど、みてみたい。映像化の方が合いそうな気もする。

 

今改めてみても、黒ぶち眼鏡にスーツの寿大くん、大好きなビジュアルすぎて倒れそうだよ…!

 

脚本演出の春陽さんと劇団5454(ランドリー)さんとの出会いも、私にとっては大きいものとなりました。しかも、劇団のご縁で地元公演があるという最高の展開を享受している。11月の公演も楽しみ!

演劇の楽しさを教えてくれてありがとう、寿大くん!!!

舞台「春の陽だまりの如し」おと小/2020年

2020年9月公演

舞台「春の陽だまりの如し」 劇団:爆走おとな小学生

脚本・演出: 加藤光大さん
劇場: シアター1010
ジャンル:シリアスドラマ時代劇
・総合 / ★★★★☆


おと小の加藤さん作、アクション創作時代劇。

まず。何はともあれ、寿大くんの役「政宗」がめっちゃくちゃ格好良いので、見てーーー!!!の段。時代劇なので、もちろん衣装は羽織袴。格好良いしかない。

クールで内心に熱い気持ちを秘めている、国王の親衛隊(剣士)の役。クールに刀を振って、躊躇なく人を斬るのたまんないんですよ。
寿大くんのファン、クールなこういう役好きでしょ!??!!

おと小作品なので、毎度おなじみストーリーをぎゅっと凝縮したダンスと歌とアクションのオープニングがあるんですけど、しょっぱなから寿大くんの早い殺陣が見れるし、すって流し目するときの政宗様が~~~!!!!!かっこよくてしぬ。マジで。オープニングだけでもお金払える。

オープニング動画、youtubeにあった!!!全景映像だけどね。

【春の陽だまりの如し】OP映像 - YouTube

 

これがまた、ストーリーも激推しなんですよ!!!

 

・ストーリー展開 / ★★★★☆
・演出 / ★★★☆☆

 

琉球王国を納める王国一家と、そこに仕える親衛隊。VS、訳あって村を襲う盗賊団。正義と悪の在り処。権力の支配と復讐。愛憎と哀しみ。そんな話。
主人公の駆け出し剣士の「春之介」が、王国を守る親衛隊に入り、それから―

 

シーンごとに書きたいけど、何もかもネタバレになっちゃうんだーーーーー

 

物語が進むにつれて、徐々に個々人が何のために誰のために戦っているのかという理由が明かされていくわけなんですが、そうなると各キャラに感情移入してしまって。どんな気持ちで刀を振っているのかとか、それぞれの正義を思うと、涙が止まんなくなってしまう。

キャストが25人位いて多くて、中盤からは(これ出番作るためのシーン?カットしてもいいのでは?)という間延びする時もままあるんだけど、それすら凌駕する終盤の怒涛の戦いとお芝居の熱量がとんでもないわけ!!!

毎公演、号泣しながら見ていた思い出。

 

 

・寿大くんの役のおいしさ / ★★★★☆
・寿大くんの役の出番の多さ / ★★★☆☆

 

親衛隊の副長が、寿大くん演じる「政宗」。

対する盗賊団のボスが、吉田翔吾くん演じる「五右衛門」。

親衛隊の隊長は脚演の加藤さんで、隊長もすごく存在感ある。

んだけど、わたしは寿大くんと吉田くんがすごく好きで、終盤の二人の命を削るような応酬と殺陣に、血煮えたぎるものがありました!

主人公の「春之介」は、わりと新人?だったはるきくんが演じていて、そのがむしゃらさも等身大でなじんででよかったな。

 

政宗が、逃げる夫婦を切り殺すシーンがあるんですけどね。

なんの躊躇もなくバッサリいくのね。もう、やーーーーーーーば!!!ですよ。殺すことに迷いがない。自分の信念に忠実すぎる政宗

また静かに斬るのに、二人にかける声が震えてる感じがね…たまんないわけ。

この時に声が震えてるという伏線が、物語後半の政宗のお芝居により回収されてくる(と思ってる)ところがまた好き。はーーー好き。過去まで見えてくる寿大くんの役作り、本当に好き。

 

親衛隊は、王様一家に仕えてるわけなんですが、その王夫婦「三太夫・白秋」を丸山正吾さんと谷川愛梨ちゃんがやっていて、めっちゃ貫禄あってよいんだよね。そのお子「毬(15)」を演じるかりんちゃんも本当に幼い子に見えてかわいい!

王の妃・白秋様、三太夫のお手付きになる下賤の村の者にあたりが強いんですが、それが抜群に非情で嫌な奴でねーーー!こわいし、ほんと素敵なの!!!

物語後半、そんな白秋様と毬、政宗と五右衛門のシーンーーー!!!

女と男の愛憎と悲しみのシーンなんですけど…4人の魂のぶつかり合いが熱い。

絶叫する白秋様と幼気な毬様、絶望する五右衛門と復讐の絶望をよくわかっている風な政宗。このシーンの政宗の表情が、過去の何かを想っている顔に見えて、すごく好き。

ここから涙腺が壊れて、怒涛のラストまでずっと泣いてしまう。

 

そして、来る本当に本当のラストシーン。

加藤さんが、寿大くんからセリフ脚色の提案がありそれに決めたと言っていた、あのラストシーン。

政宗の覚悟に、涙が止まりません。ぜひご覧ください。

 

寿大くんの政宗像はこちら。

https://ameblo.jp/shirakashi-judai/entry-12628981558.html

 

 

・劇場 / ★★★☆☆

シアター1010も、センブロ前列は頭がかぶる。でも比較的見やすいので好き。

今回は舞台広いゆえに照明が足りてない感じもあったので、400席ぐらいの会場で見たかったかな。

 

映像にもなってる!

でもDVDを勧められるかというと、照明暗いから表情見えにくいし収録レベルがあまりよろしくないので、イチオシとはいかないんだけど、、、それでも一度見てみてほしい作品。

【DVD 】『春の陽だまりの如し』 – おとな小学生 公式オンラインショップ

 

 

舞台「春の陽だまりの如し」 劇団:爆走おとな小学生
総合 / ★★★★☆
ストーリー展開 / ★★★★☆
演出 / ★★★☆☆
寿大くんの役のおいしさ / ★★★★☆
寿大くんの役の出番の多さ / ★★★☆☆
劇場の評価(規模、座席の見やすさ、作品に合ってたか等) / ★★★☆☆

 

 

物語みてからの、このダブルカテコ(オープニング)は泣けて仕方ないやつなので!

いつでも見れるように、最後にはっておこうっと。

www.youtube.com

寿大くんの役作りが好き2023年。「誠の挽歌」沖田総司。

私は寿大くんの役作りが、本当に好きなんだなと実感した2023年。

寿大くんのバーイベ、じぇーくんのバーイベと、今年お芝居の熱い熱いお話をたくさんきけて、私の中でちょっとした意識の変化があったので書きつけておく。

 

 

寿大くんの役の解釈

ファンになってから今までずっと、寿大くんが好きだから=舞台上の役も好きなんだと思ってた。

ずっとちがってたのかもしれない。

寿大くんの”役作り”が、私のど真ん中にヒットし続けてきた、が正解なのかも。

 

ここ最近で、役作りが本当に好きだなと思ったのが、こちらの3作。

 

私は回数入れない分、1回を最初からマックス楽しみたいので予習をしたいタイプ。これらもそれぞれ舞台を観る前に、しっかり原作(や史実)を読んでいて、自分の中のキャラクター像もそこそこ見えていた。

舞台で見て、驚いた。

役の解釈がとても合う。

合うといったらおこがましいかもしれないけれど、頭の中で動いていたキャラクターが目の前にいるという感じ。頭の中で見えていた人が、実際目の前にいる感動。

セリフの言いまわしだけじゃなくて、動き方とかそこに立っている感じとか、そういうちょっとした動作もすべてが合って、あぁわかるそういう行動取りそう、となるところもとても好きなんだ。わかるわかる!ってなるというか。*1

 

「誠の挽歌」 沖田総司

この3作の中では、沖田総司だけは、自分の解釈と全然違っていた。

きっとこの感覚は、私だけじゃないと思う。今まで見てきた一般的なニコニコしていて物腰が静かで儚い沖田総司は、そこにはいなかったから。

刀を振りながら悔しそうな顔を見せるし、肺の病気へのやるせなさも覗かせる。あまりに感情豊かで、観劇1回目は、正直これは沖田なんだろうか?と思いながら見ていた。

 

でもねーーーーーー見ているうちに、この時の沖田の感情はこう?だからそこでああなのかも?と腹落ちする瞬間があり、(ああそういう考え方!面白い!それもありじゃん)て割とすぐに思ったんだ。

まっすぐに強い沖田総司

ではなく、まっすぐに強くて弱い、沖田総司

表情を一つも動かさず敵を斬り捨てる姿と、大好きだった山南さんの首を悲しみ一つ見せず躊躇なく落とす姿。

そして、面倒を見てくれているお悠ちゃんに見せる元気を装う顔や、最後の最後まで新選組と生きたかったと執着を見せる姿。

あんなに自分の気持ちを持て余す沖田が存在するとは、思ってなかった。

誰にも見せたことがない、見せることのない、悔しさがにじむ沖田の顔。誰にも見せるつもりのなかったその表情を、見せてもらえた私たち観客。ああ、こうしてもがいていた沖田もまたいたのかなと思うと、もうね、愛しくてしょうがなかったんだ。寿大くんの沖田総司が。

…思い出したらまた涙出てきた笑

 

ずっっっっっっと好きだった新選組の、沖田の、私の中にあった固定概念を、たった1日で覆させられるほどに、全体のお話にもその役作りにも説得力があり「わかる!!!」になったのは、なかなかにすごい体験をさせてもらいました。

沖田の役作りの話も直接聞かせてもらって、ひらきさんの描く幕末の中で寿大くんの作り上げた「新選組 一番隊組長:沖田総司」像に、感心しまくったよ。

 

舞台自体はね、いやーいうて私昔から新選組好きですからね~どうかな~~??ふふんってね、大変失礼ながら上からの気持ちで観に行ったところもあったの笑。

とんでもなかったよね。

幕末大好きの気持ちが脚本から伝わってくるし、骨太のお芝居を見せられて。そこに生きる生き様というのかな。とにかくすべてがかっこよかった。

話の大枠は、新選組だけでなく、長州や土佐が出てきたり当時の世情を描く幕末譚といった感じなんだけど、だからこそ新選組が正義として描かれないのがまたね。切なくて涙を誘うの。

将軍 徳川慶喜会津藩松平容保はおろか、幕府側の勝海舟にも見捨てられた(と個人的に思っている)新選組の末路がしっかりと描かれていてさ。官軍から賊軍に落ちた、新選組のあの末路がね。その辺のちゃらちゃらした話とは違う!(とは言ってなかったですけど笑)というのは、こういう事かー!の納得感。

そうそう。観劇後に「佐野圭亮さん(勝海舟 役)の存在感やばい!一言目から引き込まれる!」「そこにいるだけで空気が変わる人っているんだね」と話してたら、寿大くんたくさん佐野さんのご指導いただていたみたいで。そのお話聞けたのも、またうれしかったよー!めちゃくちゃご縁を感じた。

あと、全体の演出で言うと、曲とか歌とか芸子の舞とかエンタメ性もぎゅっとつまっていたのも好みでした!まじめなお話続いて集中途切れそうなタイミングで、やわらかめの演出が入るというバランス感覚もすばらしかったな。

2時間40分飽きさせない展開、本当におもしろかった。2023年の締めくくりにふさわしいすごく好みの舞台で、大満足でした。

 

近藤さん「御用改めである!…総司」

沖田「…」(無言でうなずく)

・・・

土方「待たせたな、総司」

沖田「土方さん」

池田屋事件の斬りこみから始まるの、最高に興奮するし、かっこよかったなぁぁぁぁぁぁ!!!!!!!!!!!!!!!!1

沖田と土方を背中合わせで戦わせてくれたのも、名前を呼ばせるのも”分かってる”が伝わってきて…本当に本当にありがとうございました。

DVDの通販があるとのことなので、まだ見てない方も「誠の挽歌」ぜひご覧ください!!!(突然の宣伝)

お友達は言ってくれたらDVD貸します!

 

舞台「誠の挽歌」 脚本演出:ひらきさん

kslink.jp

 

 

で、私の話に戻るんですが。

寿大くんと感性が合う話

じぇーくんのバーイべの時だったかな?に、寿大くんかじぇーくんかが原作で描かれてない「余白は考えるね」みたいな話をしていて。寿大くんも、この役は”こういう時はこういうことをする人”という細かいことまで考えて役作りをする、というような話をしていた。

今まで特別意識したことなかったけど、私も書かれていない空白を埋めたりキャラクターの感情を想像したりを、やってきてた側の人間なのかも。聞いてて気付いた。無意識でやってたから。

だから、舞台を観る前に原作を読んで予習するのが好きなんだなー。話を追いながら、脳内でキャラクターの枠を固める作業をするのがたのしくて好き。

 

そして、バーイベで、寿大くんの話を聞いてハッとした。

 

「ここ(バーイベ)に来てくれているみんなは、何かしら俺と好きな物が合うと思うんだよね。お芝居だったり、それこそまほやくだったり、ヒロアカだったり」(ニュアンス)

 

ほんとだ!!!それだ!!!!!

好きな物が合うってことは、感性が合うんだ。

今までの寿大くんの役で、これは…と、どんな役作りかわからないみたいのって、あんまりなかった。*2

基本的に、わかるーーー!!!!!なんだよ。

(その表情するのなんで?…あぁこういうこと?そうかも。わかる。わかるよ。え、最高かな???最高すぎない?!?!???好き!!!!!!!!!)って見てるとなっちゃうんだよね。なんで?と理由を考えたくなるお芝居をしてくれるから、どんどん脳内から感想があふれ出てきちゃう。

あふれだすあまり殴り書きしちゃうの、ほんとすみません、みたいなところもあるんですが。ほんとすみません。伝わらない懺悔を置いておく。

 

そこまで考えて、今まで私が寿大くんを好きなのは、お芝居へのまっすぐさとその情熱と顔と性格*3だと思っていたけど。

もしかして、私が一番好きなのって、寿大くんの役作りと感性なんじゃ…?

と、新たに思ったりしたのでした。

 

そんな気づきを得て、2023年が暮れていく。

 

あーーー今年もめいっぱい楽しんだ!

最高な作品とたくさん出会えて、寿大くんともたくさん会うことが出来、思い出もハッピーもたくさんいただいて、とっても幸せな1年でした!!!

ありがとう寿大くん!

ありがとうお友達!

ありがとうエンタメーーー!!!!!

みんなラブ!!!!!!!!!

*1:ふいに面白いシーンとかでたまーに寿大くん本人が出てくる時もあるけど、そこはご愛敬!そんな瞬間もかわいくて大好きよ

*2:ゼロとはいわない。けど、わからない!となったやつ寿大くんもわからない!だったっぽいから、それはそれでちゃんと感じられてたんだなぁと笑

*3:最初に顔って書いてしまい、順番書き直したことを最後に懺悔しとく笑

舞台「RICE on STAGE ラブ米 ~Endless rice riot~」/2017年

2017年11月公演

通称 ラブ米/米ステ 1膳

  • 脚本・演出: 村井雄さん
  • 劇場: 品川クラブeX
  • ジャンル:コメディ、歌とダンスとショータイム有り
・総合 / ★★★★★

お米の擬人化と言われ「何それ面白いの?」と思いながら、寿大くん長髪の役で見たことない恰好してるし行ってみるかーと軽い気持ちでクラブeXに足を踏み入れたのが運の尽き。

炊飯ジャーが天井から降りてきたり、その降りてきたジャーに入ってるでっかいおにぎりを無言で咀嚼するわかはい(※主に田村升吾くん)の姿があったり、「米(まい)ったね!」など米語を繰り出すお米たちの勢いにすっかり炊かれて、ほかほかのグルメ(オタク)が爆誕したのだった。

・ストーリー展開 / ★★★★★
・演出 / ★★★★★

お話は世界を救うお米たちの、シュールで心温まる米(コメ)ディ。怒涛の勢いで進んでいって、役者と演出の勢いに気圧されて笑ってしまうし、なんかわからないけどめちゃめちゃ面白くて最後には心から笑顔になれる作品!

お米は、世界を救うってわけ。五穀豊穣…!

この面白さが、映像だけで100%伝わるかどうかわからないので、出来れば横に一人狂ったグルメの亡霊を置いて、解説を聞きながら熱を感じてみてほしい。

1部がストーリー、2部がショータイム。合わせて90分程度なのも見やすくて良い!

 

・寿大くんの役のおいしさ / ★★★★★
・寿大くんの役の出番の多さ / ★★★☆☆

寿大くんは、財閥の御曹司「白瑞光」役。

雅で高貴!!!もう!!!最耕(さいこう)!!!!!!

白瑞光ことはく様は、古代米3人で作られたユニット「GAZEN BOYS」のセンター、リーダーを務めます。瑞光財閥の御曹司!!!ガゼンちゃんは、ラブ米舞台のオリキャラ

寿大くんこんな優美で美しい所作が出来るんです?!と感動してしまったり、もう寿大くん関係なく(関係なく?)はく様が大好きになってしまったりと大興奮で大変だった。

寿大くんをはじめ、ガゼンちゃんがちょっとした瞬間の所作で高貴さだったり、アイコンタクトして家族みだったりを出してくるのも、またよかったんだよね。誇り高き古代米のプライドが見える瞬間!ユニットとしても本当によかったなー。

うるち米のユニット「LOVE RICE」(※田村升吾くんがリーダー)がメインの話ではあるものの、他ユニも紹介シーンやオリジナル曲があったりして、出番的にもとっても楽しめる!ショータイムがまた楽しいんだ!ラスト曲が、米にちなんだ米米CLUBの「浪漫飛行」なのもい稲(いね)!!!オリ曲の楽曲オリもあってありがたさMAX。

RICE on STAGE「ラブ米」~Endless rice riot~で披露した楽曲が、 iTunesほか音楽配信サイトで12月25日(月)~順次配信!

初座長を務めたたむしょの一生懸命さとか、前川君の寒いギャグ(そういうキャラ)とか、川上くんこんなおもしろいやつだったんか?!など、見どころ山ほどある。

映像配信もされてるから、とにかく見てほしい!

 

・劇場 / ★★★★☆

円形360度ステージが採用されてるので、座席によっては見たいシーンでずっとお尻しか見えないということもあるんだけど、まあそれを差し引いても、村井さんが演出する円形ステージの出来最高!になるので、ずっとクラブeXでやってほしい。

基本的にeXは段差がないので、1階4列目5列目だと視界がけっこうきつい場合もあったよ。

 

舞台「RICE on STAGE ラブ米 ~Endless rice riot~」

  • 総合 / ★★★★★
  • ストーリー展開 / ★★★★★
  • 演出 / ★★★★★
  • 寿大くんの役のおいしさ / ★★★★★
  • 寿大くんの役の出番の多さ / ★★★☆☆
  • 劇場の評価(規模、座席の見やすさ、作品に合ってたか等) / ★★★★☆

 

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